今日友達から「めっちゃ稼げる(笑)」「心斎橋のビルを持っている金持ちもやっている」などという話を教えてあげるという事になりましたので、面白半分で聞いてみましたw
そのサービスは「ツーダラークリック」もしくは「シックスダラークリック」というそうで、簡単に言えばクリック型のお小遣いサイトと同じ仕組みで「広告をクリックすればチャリンとお小遣いが発生するという仕組み」
そこに、ネットワークビジネスのような親子の関係が付いているようです。
うまい話には裏があると言うんですが、ありえない話だったので気になって調べてみました。
結果的には無料で登録する事は出来るんですが、苦労が無駄になる可能性がある(実際に詐欺としてクレームが来ている)のでやめておく方がいいんじゃないでしょうか?
それでもやりたい人は無料で初めて、自分だけでやりましょう紹介したとして「紹介した友達と縁が切れたり」してもちゃんと冷静に情報を分析出来なかった自分のせいって事ですね。
ちゃんと伝えて止めてあげたかったんですが、聞く耳が無い人には何を言っても無駄でした^^;
ツーダラークリックの報酬の仕組み
海外サイトです。
そして海外の広告を決められた秒数、基本的には30秒見る事で2ダラー(2$=約200円)となります。
これはもう少し長い1分版の広告があり、1日に何回も出来る訳ではなくて、1日に何回というルールが決っているそうです。それなので1日の最大数広告をクリックしたとして1000円になります。1ヶ月行って300$(3万円程度)でしょう。
そしてこの報酬は1000$貯めないと振り込み申請する事が出来ません、単純計算で3ヶ月ちょっとで振り込み基準に達します。その間1日も休まず広告を見る事になります。
そして、この申請を行ったら最大60日待つ必要があります。この間に審査?が行われるそうです。
ここで色々と基準を満たせてないという理由で支払われていないようです。それなので一度「ツーダラークリックという海外サイトで支払われていない詐欺事件」があるのかというのを、国民生活センターに問い合わせてみましょう。
多分会社側は「払われますよ、何も悪いことしてなかったら」というような事を言うと思うんですが、実際にお金を貯めて申請した人の情報を見るのが本当の事が解るでしょう。実際どうだったのか?ってね。
うーん、これが正直めっちゃ稼げるというビジネスというのは、、、ねぇ。
ここにネットワークビジネスの仕組みを合わせる事で収入が増えます。まあ広告のクリックだけなら日本にもある「クリック型のお小遣いサイトでもあります」ので、まあ無くは無いかなと思ったんですよね。
でも、ネットワークビジネスを絡める事には「情報代」という費用が必要だそうです。(いかにも情報商材的な情弱さんが好きなやつ)
ネットワークビジネスのお金はどこから?
おそらくこの情報代のお金が、ネットワークビジネスの親に回っていくと思ってもらえればいいでしょう。ネットワークビジネスって基本的にどこからかお金を生み出さないと仕組み自体がうまくいきません。
では、このクリック型の広告だけの収益をネットワークビジネスに回す事を考えても足りないです。
それなのでネットワークビジネス自体は無料と言いながら最初に高額の「入会金」「情報料」とか言ってお金をとります。それが無いとネットワークビジネスの親にお金を払えないですからね。
もしわかったら、このお金が出てくる所が一回だけの単発なのか?継続的なのか?を調べて、単発なら長続きしないでしょう。
そもそも広告主は喜ぶのか?
そもそもですが、このツーダラークリックに広告を出している広告主は喜ぶのでしょうか?
ツーダラークリックは半分を会社、半分をユーザーに還元しているそうです。
という事は広告主は30秒の広告を1回出すのに4$約400円お金を使っているのです。
広告主は「400円を回収出来る見込みがあるので広告を出している」のです。
例えば40万円の広告費を使ったとして、そこから50万以上の利益が出るから広告費を出すのです。
これが、20万円に減ってしまうのなら広告費を出しますか?
ちゃんと考えている会社ならそんな広告費は出さないでしょう。普通に考えて。
「宣伝だけ」と割りきって広告を出している会社なら、ユーチューブに出します。そっちの方が1回あたりの単価が安くてターゲット層を細かく設定出来るので、自社がアピールしたい人へ無駄なく広告を出せますので。
もしもしもし、100歩譲ってこのツーダラークリックに収益はどーでもよくて広告を出したい広告主がいるとしましょう。
でも、英語の広告なので英語圏の人(英語が読める人)にはちゃんとPR効果があるでしょう、しかし日本人に広告をクリックさせた所で「サービスや商品が売れる」訳でも、「PRした結果人気が高まる事により利益に繋がる事」があると思いますか?
宣伝効果が一切ない人が増えたとしたら、広告主は無意味な広告費を増やすだけです。それなので「日本人には見せるな」「日本人が見た分は取り消し」という事になる事が考えられます。
これが「報酬の振り込み申請」をしてから60日かかる理由でしょう、ここで広告主が日本人の分は無しにする!って言ってしまえばこの申請の許可が降りない事でしょう。
ツーダラークリックはあなたよりも、広告主から貰えるお金が大きいので。広告主は絶対なんです。それなので文句言うユーザー(あなた)は切り捨てても大丈夫。という考えも出来るでしょう。
まとめ
ツーダラークリックはお小遣い的な使い方は出来るかもしれない。
しかし、広告主へのメリットが一切無いので報酬が溜まっていたとしても「支払いされないデメリット」がある。これは支払い審査が「支払い申請を受けてから行われる」ので、どうなるかはわからない。
それなので未払いで詐欺となる可能性がある、日本の法人では無いので日本の法律が使えないので詐欺として立件する事が出来ない事が考えられる、という事は泣き寝入りですね。
このサービス自体が、うまく成り立っていないのでそのシステムの上にネットワークビジネスをつけてマネーゲームのようにしているので、上しか儲からないテイのいいねずみ講だなと思いました。
海外のサイトというのが調べるのを難しくしているんでしょうね、