年越しそばを食べ終わろうとしている時に、店員さんが「そば湯です〜どうぞ〜」
とそば湯をもって来てくれました。
その時にあれ?
なんでそば湯は飲むのに、うどん湯は飲まんのだろ?と思ったので、
蕎麦湯は飲むのにうどん湯は飲まない理由を調べてみました!
そば湯を飲む理由
そば湯とは、そばを茹でる時のお湯の事です。
そばにはタンパク質、ビタミンB1・B2、ルチン、鉄、カリウムを多く含んでいますが、注目すべきはルチン。ルチンは毛細血管を強くし動脈硬化を予防します。ただし、水溶性なのでそばのゆで汁の中に溶けだしてしまいます。
それなので栄養を余すところなく摂ろうとしてはじまったようです。
そば湯ではそば屋の腕がわかる
そば湯でそば屋の腕があるていどはわかります。たとえば、そば湯でそばつゆを薄めて飲んでみると、化学調味料を使っていれば化学調味料の味が突出して現れてきますのですぐにわかります。醤油が悪ければ醤油が、鰹が悪ければ鰹がという風に、薄める事によって隠れていた粗いところがはっきりしてきます。
またそば湯が妙にヌカ臭かったりすると、そば粉が良くないなとか、妙に小麦粉臭かったりすると、二八じゃなくて逆二八だったりとか。またそば湯の色が赤茶けていれば、そばゆで釜の火力調整が下手なのかなとか、そば湯を注意深く味わえば「ああなるほどな」と気づくこともあると思います。
もっとも最近はそば粉を水で溶いて鍋で煮た「作ったそば湯」をだすそば屋が増えているので、そういうことも見えにくくなってきました。
現代語訳「蕎麦全書」伝より
なぜうどん湯を飲まないのか?
うどんの茹で汁には「栄養価」が無いので飲みません。
それだけだったのです。
なるほどな〜
昔から言われて来た事でも、疑問を持つと面白いもんですね。